カワサキ Z1000(2型)用GPZ900Rタイプのシートカウル。
カワサキZ1000(07~09年型)に乗られているオーナー様より、GPZ900R
タイプのシートカウル制作を承りました。
この車両のフロント回りには、既に他メーカー様で制作されました900Rタイプの
アッパーカウルが取り付けてありましたが、シート自体は純正のままでしたので、
当店では同タイプのシートカウルのみ制作をさせて頂きました。
当初は、市販されているFRP製900Rシートカウルを流用する事も考えたのです
が、右側サイドカウル内のリザーバータンクが邪魔となってしまい、別場所への
移動も困難だった為、このシートカウル流用を諦め、純正サイドカバーを利用した
新たなシートカウルを一から制作する事となりました。
シートカウル自体は、純正のテールレンズ回りとタンデム用座席のみ取り外せば
このシートをはめ込む形で装着出来るように作れましたので、純正カウル部分
には一切の加工を必要としないボルトオンタイプとなります。
テールレンズ回りなどは900R用純正品を使用しましたが、それを固定する為の
ベース部分は新たにFRPにて制作しております。
こちらのテールレンズ回り固定用ベースも、ボルトオンにて取り付けられるよう
制作しましたが、ランプの配線だけはカプラーの入れ替え加工が必要となります。
今回純正部分を多く流用致しましたので、各部のサイズ等にも多くの制約が有り
色々と工夫を致しましたが、最終的にはボルトオン仕様に作れましたので、車検時
などには簡単にノーマル状態に戻す事が可能な仕様となりました。
この様なカウルの制作、加工にご興味のある方がおられましたら、改めまして
ご質問等頂けましたら幸いです。